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加水分解って嫌いな言葉です。我が家のテントも加水分解しているから。それもかなりボロボロです。
この記事は加水分解したDODのカマボコテント2を再び使えるようにした記事です。正攻法ではないと思いますがご覧頂いた方の何か気づきになれば嬉しいです。
加水分解とは
水分や空気中の湿気によって発生する反応のことをいいます。ウレタンゴム(バイクや車の荷物をまとめるゴム)やポリウレタン(ツルツルした水泳帽子等の素材)は、耐摩耗性や耐水性に優れる反面、加水分解を起こしやすい素材と言われていて未使用でも加水分解は進行します。
加水分解が進むと素材がボロボロになったり表面がベタベタするようになり、本来のテントとしての機能が弱くなっている状態と言えます。
加水分解したテントを使うとどうなるか
加水分解したテントを使うとどうなるのでしょうか。
結論:少しの雨だけでもテント内にポタポタと雫がおちてきます。ハッキリ言って不快です。
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↑これは、富士満願ビレッジキャンプ場で起こった事件でした苦笑
テントを覆ったブルーシートは貼りつき、もうただの布。それでもブルーシートのおかげで幾分マシな状態となりました。カマボコテント2は少しの熱があるだけでも天井に結露が発生しやすいというのもあるそうですが、大量の雨粒がテントの至る所に落ちてくる、このキャンプは本当に辛かった笑
加水分解したテント復活の道 答えはルーフシールド
加水分解に困っているものの新しいテントを買うお金もないし…。でも冬キャンプもやりたいと考え、たどり着いたのがルーフシールド(カマボコシールド)を装備することでした。大きなタープを被せるように設営する(通称:チーカマスタイル)もありですが、ルーフシールドは面積もとらずペグダウンするだけで完成するのでそこまで手間がないと思い購入。
設置した様子がこちらです。
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朝のふもとっぱら。(訪れたのは2022年11月下旬)ルーフシートは夜露で濡れまくっています。
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ここまでルーフシールドが濡れているなら間違いなくテントは濡れていると思いましたが、なんと本体はカラッとしていました。
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ちなみにテントをクローズ状態にしていた時も結露はありませんでした。テント内で鍋に火をかけていたにも関わらず平気だったので、ルーフシールドは効果があるのだとわかりました。
ルーフシールドに溜まった雫は、ある程度の量が溜まると引っ張られている張綱に沿って地面に水が流れていきます。その結果天井に水が溜まることもありません。
大雨の中で検証できていないの100%OKとは言い切れませんが一定の効果はあると言えそうです。
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ルーフシールド改め、カマボコシールドを使ってみよう
カマボコシールド(DOD製品名)が良いのは伝わったと思いますが、カマボコテント2用のカマボコシールドは廃盤になっており売ってません。メルカリなどで見てもどれも加水分解してるし使えそうにもない…。
カマボコシールドは2色、3サイズとバリエーションがある
カマボコシールドはカーキとタンの2カラー。さらにサイズがSMLと3種類もあるので工夫次第で他のトンネルテントも天井は覆えると思います。
出典:DOD
結露を軽減、日陰を濃くしてカマボコテント3Mの快適性をアップさせる専用ルーフシールド。
DODのカマボコシールドはDODのショップでしか売っていません。ショップのURL貼っておきます。購入するには登録が必要になります。
カマボコシールドをDIY(工作)してみる
現在、販売されているカマボコシールドはテントに備え付けのバックル同士を結合させて装備する為、既存のDOD製品専用です。
カマボコテント2でカマボコシールドを使う為にはテント用の張綱と自在金具を用意します。
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作業①張綱を180cm程度にざっくりカット。
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作業②張り綱をバックル箇所に結びつけて、自在金具を装着。全部で8箇所にコレを行います
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カマボコシールドの設営・撤収
カマボコシールドの設営
設営は簡単です。テントを設置した後はその上にカマボコシールドをかぶせて、ペグダウンすれば完成。自在金具でピンと張ればそれっぽくなりました。
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ちなみにふもとっぱらで初めて使ってみましたが、8箇所もペグダウンしてると流石にテントにフィットしてくれて安定感がありました(ペグ打ちは大変だけど…)
カマボコシールドの撤収
ペグダウンした所を全てばらし、こんな風に日当たりの良いところに置いておけば数分で完全に乾燥するのも楽で良かったです。
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まとめ
キャンプ場でテントが被った経験も無いので、熱がこもりやすいカマボコテント2を今、利用してる人は少ないかもしれません笑 トンネル型のテントであれば今回ご紹介した手法は使えるんじゃないかなと思いまとめてみました。このスタイルにしてキャンプを5回程度しましたが、設営もカンタンなので良いなと感じています。大雨も体験しましたがカマボコシールドのお陰で天井が結露することはありませんでした。
材料費も1万円ちょっとで出来ますので、同じような悩みをお持ちの方の手助けになれば嬉しいです。